トイレットペーパー転売で得られるもの
今いろんなところで話題になっている日用品の買い占めや転売問題。
買う人いるの?いくらで売ってんの?どんな人が出品してる?
などなど気になったので少々メルカリウォッチングをしてきました。
「トイレットペーパー」で検索してみたところ。。。
ここ数日間の出品数がものすごい事になってます。
そして意外にも結構売れてます。
手慣れた転売ヤーは999円、謎価格350円
殆どの方が12ロール700〜1000円で出品されていました。
中でも999円での出品がかなり多く、ギリギリ3桁のところで少しでも安さを醸し出したかったのでしょうね(笑)
しかし中には300円とか350円の物も、ごく少数ですがありました。
そんな商品は出品後即購入されているようでしたが、不思議ですよね。
一体何のために出品されたのか。
だって定価で買ったって300円くらいじゃないですか?
それを350円で売ったって利益は50円。
その為に梱包材を用意したり発送までの手間で時間を取られる事を考えたら普通はしない筈ですが、考えられるシチュエーションとしては
- 買い溜めしようと家に持ち帰ったら他の家族も買っていて置き場所に困った
- 不要な買い溜めを家族などに咎められた
- 転売しようとしたがニュースなどを見て良心を咎めた
- 転売しようとしたがニュースなどで直ぐに商品が供給される事がわかり早く売りたかった
こんなところでしょうか。
当事者では無いので実際どうなのかは分かりませんが、上記の理由だとしたら金銭的にも精神的にも利益は殆どありませんね。
在庫処分しつつメルカリのキャンペーン(2万円以上の売上が必要)の為に売上金額を伸ばそうとしているなら別ですが。
トイレットペーパー出品者の他の商品も見てみました。
マスク、子供用品、アニメグッズ、中古ブランド物、トイレットペーパーのみ
いろんな方がいて一定の層に偏りはなさそうですが、商品説明欄には『本当に必要な人に届けたいので』等の 言い訳 理由が書いてあり、偽善者臭いと言うところは共通点しています。
転売ヤーバスター登場(笑
転売ヤーが日用品狩りをするならと、今度は転売ヤー狩りをしだす人達が出てきたようです。
と言っても親父狩りよろしく直接トイレットペーパーを強奪する訳ではありません。
商品を購入後にコンビニ・ATM支払いを指定し代金を支払わずにいると
2日後に取引が自動的にキャンセルされるため、販売までのタイムロスをさせているそうです。
そのため、すでに殆どの出品者が支払い方法を着払いでコンビニ、ATM払い不可を指定しています。痛い目見たんでしょうね。
対策が取られたためか今では高額出品されたトイレットペーパーに対してコメントでの注意や嫌味、通報の報告などの地道な攻撃にシフトチェンジしているようです。
そこまでして。。。
トイレットペーパー転売について長ったらしく書いてきましたが、
この騒動について殆どの方が思うことは同じだと思います。
買い溜めを咎められたり、
売れ残りのリスクを考えて安売りしたり、
転売ヤーバスターにおちょくられたり、
そこまでしてやっと得られるのが数百円の利益って
馬鹿すぎやしないか?
転売するにしても目の付け所が悪過ぎます。
日用品は手に入りやすいですが、多くの人の迷惑になるようなものに手を付けるべきではありません。
ちなみに、我が家(一人暮らし)の在庫はあと7ロール。
次の供給が間に合う事を祈りつつ、自分がお尻を拭く紙の心配をする日が来るなんて世の中わかんないもんだなぁと改めて思わされたここ数日です。